やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる
春は、あけぼのの頃がよい。だんだんに白くなっていく山際が、少し明るくなり、紫がかった雲が細くたなびいているのがよい
と清少納言さんはおっしゃってますが・・・
最近、そんな明け方に[はばかり]に行きたくなり目が覚めてしまう私。
そして、はばかってから、また布団に戻るのですが、
その後眠れなくなり、でも起きるには少し早いし。
んじゃ、昨夜寝る前に読んだ本の続きを・・・
(読書好きです。寝る前、移動時間、旅のお供は本!)
っで、最近ハマっている作家さんが
朱川 湊人さん。
昭和の匂い、それも良い具合にレトロな雰囲気が文章からプンプンしてきて、昭和生まれの私は頭の中で情景が映像化されちゃいます
昭和・・・激動の時代だったと思いますが、今よりも他人との距離が近かったように思います。(なんかこんな事書くと、おばあちゃんみたいですが)
そして、そこにはもう少し暖かさがあったと記憶しています。
幼稚園のお迎えバスが嫌でバス停で大泣きしてた私に、『このお花を持って行けば先生もお友達も喜ぶわよ~
』と、お庭のお花を切って持たせてくださった、ご近所のかた。
もう、名前も顔も忘れてしまったけれど、そんな淡く優しい記憶は残っています。
今日、朝の電車が少し遅れました。
お客様どうしの車内トラブルだったようです・・・
誰かが誰かに優しくして、その輪がどんどん広がっていけば、朝からそんなに殺伐とした気持ちにはならないだろうにな~と・・・今日一日、私は優しく出来たかな?と、自分の行動を振り返りつつ、今回はこんなブログを書いてみた伊澤です